サジューのお裁縫箱去年発売の本なので今更ではあるのですが、
先日読んですごく面白かったので感想を。
読む前はオルネ・ド・フォイユの「
パリのメルスリー」みたいな本かなと思ってたんですが。
「パリのメルスリー」以上にアンティークの手芸道具の写真がたくさん。
そしてそれぞれの道具に対して施されている意匠についての解説や当時の流通事情など
フランス語ができない私には知りようがなかったような話がたくさん載っていて
すごく興味深い本です。
コレクターが多いと聞く鋏や指貫についての章などすごく盛り沢山な内容ですが
その中で特に私が一番楽しく読んだのは第5章の「図案集と刺しゅう見本」の部分。
本全体からするとそんなにページ数が割かれているわけではありませんが、
Sajouアルバムについてはもちろん、
他のメゾンの図案集についても記されていています。
私としてはずっと知りたかった「L.V」についても書かれていたのが嬉しかった!
(「L.V」、ネット上でよく見かける図案集だけど、
なんの略なのかも今まではわからなかったので)
アンティークのチャートを集めている方なんかにはすごく面白い本だと思うので
興味のある方はぜひ一読を、という一冊です。
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