ずーっと前に2冊目のレビューは書いてるのに
この1冊目の方は書いてなかったよ、ということで書いてみます。
Bible des lettres au point de croix : Tome 1シリーズ2冊目の方は
56ポイント以上の大きなアルファベットの図案が収められているのに対し
こちらは55ポイントまでの小さめのアルファベットが収められています。
(小さめっていっても50ポイントあればそこそこ大きいですけど)
バックステッチで表現するものなど
小さい字体は1ポイントのものから始まって、55ポイントの字体まで。
それにプラスして斜めの字体(13種類)と
数字の図案(99種類)に
外国語(ドイツ語とかヘブライ語とかロシア語とか、あとアルメニア語??)、
それらを合計して全844種類。
一生かかっても
全種類ステッチすることはないであろう数ですよね。膨大!
著者のValerie Lejeuneさんが
アンティークのアルファベットの図案集の集大成として
出版された本だそうなのでSajouなどの字体も収録されてます。
なので、ヴェロニクさんの著書をお持ちの方は
見たことある字体が結構あると思いますが
見たことない字体もそれ以上にあると思います。
(ざっくりとしか確認してませんが
ヴェロニクさんの著書と比べたところ
Sajouの字体も、RouyerやAlexandreの字体も
この本に載ってるものもあり載ってないものもありという感じでした)
2色刷りなのも
Sajouなんかの古いチャートだと載っていない「I」や「W」が
それぞれの字体に合わせて作られて載せられているのも
2冊目と同様の作りです。
正直、小さい字体には
すごく良く似ててどっちでもいいよ、としか
思えないような字体も結構あるんですが、
でもまあ、サンプラーなんかをステッチしてて
自分のイニシャルを入れたい、なんてときに
こういう小さい自体の図案があると参考になるというか、
これだけたくさんあると選ぶ楽しみがある、っていうか(笑)
イニシャル好きなら見てるだけでも楽しい本なのは間違いないかと。
この本に収められている字体でステッチしたもの(↓)



後に日本語版も出版されて、お手頃価格に(↓)
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